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つみき

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穴に落ちた。

Joined November 2010
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意味のない言葉を並べるのだけ得意


メーデー、こちらいつの日かの未来の私です。もう貴方の瞳の色はおろか声すら忘れてしまいました。それでも夜の闇の中で窓ガラスを揺さぶる風に目覚めたほんの数秒の間、寝苦しかったあの夜を思い出します。


踵の裏を覗いてみても、失くしたものは見つからないまま。


忘れたままでいたかったのに、君は私の欠けた爪先を何度も指差しては唇を尖らせる。忘れたままでいたいけど、治したい訳でもないのと笑う。どこで失くしたのかさえも、もう思い出せない何か。でもきっと、ぶつけて零れ落ちるそれは、君の笑い声に少しだけ似ている。


ウェルカムサマー


忘れていたわけじゃないよ でも見たくないものは見なくてもいいよね 赦すのも殺すのも私だけだもの


お互いに求めるものが違うなら、やはり一緒にはいられないのではないでしょうか。


春が来たらと、あなたは告げた。夜空の瞬きの速さと一緒に見えなくなった後ろ姿を、頭を垂れた首筋から見える項を思い出しては、朝が来る。春が来てもなお、あなたの香りは私の涙腺を叩いてはくれないのです。


私は、あなたのようにはなれないし、あなたの一部にもなれはしない。


言えないことも、言いたくないことも、全部嘘にしてしまえば誰も分からない。だから、今日言ってしまった嘘は一生分かってもらえないままだよ。


本物の私には、きっと会えるよ。


痛みの消えた傷口が、渇いた色で見上げていた。引き攣った肌の下に白い柔肌を遺して、今は爪先に残った血痕だけが存在を主張している。唇を寄せても、鉄の味は感じられなかった。もうそこに傷はありはしない、誰も気付きはしない。あの過去のことなど、翠雨の降る頃には溶けきってしまうのだ。


君の好きなところを挙げていく、無駄な作業。


どんな表情でも、どんな声色でも、きっと伝えきれないから。だから、少しだけ目を閉じて、ただ隣で眠らせて下さい。


思い返すと心臓が磨り減るようなことばかりなので、思い返すのは地下鉄に揺られて音楽を聴く5分だけにしている。


世界は終わらないまま、私は今日も電車に揺られています。


あるはずのない星を数えて、やわらかな苦しみに瞳を閉じて。涙を掬う掌が近付く前に、踵を翻して。振り返る姿に、そっと笑顔を返そう。


でも、いつになっても誰かの心に響く言葉を紡いだのがいつの日かの私だっていうのは、なんだか不思議な感じ。


一年も前のツイートをふぁぼられると「うわあああ遡ったんですか!?遡ったんですね!?!」と見えないツイートの紙を捲られないように押さえたくなる。嬉し恥ずかし。


知らないことは怖いこと。幸せなのは気付かないこと。気付けば振り返ってしまう、その瞬間にきっと逃げてしまうこと。


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