@ritteiq Profile picture

三宅嘯山の句

@ritteiq

参考:「葎亭句集」(『日本俳書大系 第11巻』勝峰晋風編 1927)、「俳諧新選」(『俳諧俳文集』佐々醒雪編 1910)。

Similar User
オルガン 文学フリマ東京しー59 photo

@organ_haiku

ポエデイ2@2025/2/22浜松市 photo

@p0edei

光猶奥ある月や十三夜  嘯山


女の童上る小鮎や松浦川  嘯山


瓦師や物の上手な葡萄だな  嘯山


日のさして雨になり行霙哉  嘯山


短夜や未(まだ)濡色の洗ひ髪  嘯山


樽つけて行や月夜の寒念仏  嘯山


甘みつく店の密柑や春のかぜ  嘯山


揉あふて旭に霧のこぼれけり  嘯山


かくれ家もやはり浮世のしはす哉  嘯山


うぐひすや地に一寸の日の寛ミ  嘯山


谺してみじか夜明けぬ日本橋  嘯山


樹々深し蛇の落たる傘の上  嘯山


名と利との中へほつとり花の春  嘯山


笋や納所(なつしよ)坊主の腰の鍵  嘯山


かばかりの報謝は軽し八日粥  嘯山


声合す妻戸の関や猫の恋  嘯山


夏月や終に焼ざる寺の縁  嘯山


明近く水鶏を追ふや鐘の声  嘯山


さゞ波も朧の音や月の下  嘯山


虫狩や火縄にむせる美少年  嘯山


United States Trends
Loading...

Something went wrong.


Something went wrong.