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腎臓でした。言うて変わらん

人生で1番の親友の心臓に癌が見つかりました



これからはあいつの人生が幸せだったと思えるくらい関わって、笑いながら話をしたい


友達の中で俺に1番に連絡してくれたんだ


あいつの人生いっぱい辛いことあって、今も辛いのになんで今なんだよ


今からできることを考えるしかないけれど、頼むからもっと生きてよ、死んだら墓参り行くなんて冗談で済まさせてよ


なんでしっかりと関わってこなかったんだ、後悔しかない


人生で1番の親友の心臓に癌が見つかりました


なんで今なの、なんであの人なの


私はその人がバスから降りる際、お礼をしました。その人はその後私にお礼をしたあと、無言でバスから降りて行きました


他人に比べ、人が自己開示をしやすい(その人がしたくてたまらなかっただけかもしれないし、話題作りかもしれない)という場合、私の職業柄、悪いものではないのかもしれません。 ですが、私もその人と同様、いわゆる変な人に近づかれやすい可能性があり、その人の親御さんの教育は悪くないと考えます。


しかし、その人の背景を知ることで、その価値観も安易に崩れ去るような稚拙なものであることが分かりました。また、私の話しかけやすそう、絡みやすそうな雰囲気はデメリットの一つであると考えていましたが


話を聞く中で、私はその人がただの変な人から親の教育や障害者施設、自らの生き方の中で生成されていった生存戦略であることを理解しました。バイアスをかけて人と関わることは自己防衛として決して悪いことではないのです。


私は無言で頷いていました。私は初対面で人に強いバイアスをかけてしまう癖があります。実際、その人が横に来て少し話しかけてきた時、変な人だという私のバイアスはある種当たっていましたが、10分、20分と話を聞くごとに、その人の背景にある特性や生き方などを知りました。


その後、その人はいきなり障害者センターでの話や、教育の方法で親を恨んでいたということを話してきました。また、作業所の話をしてきたり、職場や家庭、外での人との関わり方の違いが難しいことや、障害があり社会生活を送ることが難しいが仕事をしなければいけないことなどを語っていました。


私は無言で頷き続け、おばさんはひたすら話しを続けていました。バスでお礼をしないけどそれはうちの教育で、あなたは物事の区別がつかないからだとか、買い物でお礼をしないのも同じ理由と言っていました。いろいろな家庭もあるものだなと思っていました。


今日バスに乗った時、横に座ってきたおばさんが話しかけてきました。雨が降ってききたとか、夏の暑さが消費活動に影響するだの暑いから買い物行かずに医者だけ行った、悔しかっただの一方的に話しかけてきて変な人だなと思いましたが、私は2人席の奥側にいたため逃げることもできず話を聞いていました


私は、生きたいです。最低限の生だけではなく、更に生を重ねていきたいです。


学も得ず、人間関係の心得も得ず、ただ何かから逃げながら焦るだけの日々でした。 私は好きより嫌いを表出するようになっていました。アルバイトでも、最低限わきまえた上で嫌いな客には態度で示していました。相手に非があるとはいえ、最低な行いです。その感情の拙さを前向きに、好きにしていきたい


自己表現をするのが夢でした。好きを形にして誰かに伝えたいと思ったことは何度もあります。私ができるのは拙い文章を現すことだけで、絵も音楽も出来ず、ただ頭の中の妄想のように描くだけでした。 形にしたい、何かを伝えたいという願望を持ったものの、それを遠ざけのらりくらりと生きる日常でした


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