コート上でチームやバスケットボールへの情熱を表現できるのは選手の特権なのだから、それを証明してこそ厳しい言葉も受け取る者の胸に響く。私が見る限り、代表での八村からそれを感じたのは2018年のオーストラリア戦での劇的勝利が最後なので、今回の発言に100%は同意できない。
ここからは心情的な部分だけど、同じNBAプレーヤーでもシュルーダーやドンチッチのように熱心に代表でプレーする選手が協会や強化体制に苦言を呈するならまだ納得がいく。八村の場合はここまでの行動から代表への熱をそこまで感じられないので、今回のは取ってつけたような発言に聞こえてしまう。
八村は今回ホーバス批判と受け取れる内容を話しており、両者で衝突やバスケットボール観の食い違いがあったことは間違いないだろう。ただ、八村自身が代表活動にフルコミットしない状況は男子で実績のあるラマスが指揮を執っていた時代から続いており、そこを棚上げしている感は否めない。
次の代表活動となった2021年の東京五輪では、NBAプロトコルの28日前を過ぎても代表活動には加わらず、7月13日に合流。東京五輪の初戦は7月25日だったので、代表での準備期間は約2週間だった。
八村によるJBAとトム•ホーバス批判は今までの雰囲気を見ていたら想定内で、それを公の場で発言したのが意外だったなという感じ。特にパリに向けた代表チームでのチームメートとのコミュニケーション、ベンチでの振る舞いなどは、外から見ていても明らかに違和感があったのはみんな一致するはず
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