@akamenomenoaka Profile picture

赤目

@akamenomenoaka

文弱。雑食系本読み乱読派。純文出身SF好きミステリ初級外国文学どこでも。山田風太郎と田中小実昌、ビジョルド、ヴォネガット、E.ストラウト、呉明益が愛しい。

Similar User
shiny photo

@shinydokusho

こでまり photo

@mishiMarikode

黒本未莉✒️黑ミリblog photo

@kuromiriblog

筧宗吉 photo

@kakeisoukichi

gomyy photo

@gomyy1974

こんた photo

@Qb41CoN61ta

crow photo

@tobeyokashi

honzuki photo

@honzuki8

川村 photo

@dokusyoedamame

荒山螢火 photo

@arayama_3

杜屋 椋 photo

@HUoHkQzKi0FPtDu

らら @音の葉🕊 photo

@otonohabook

古屋公章 photo

@kimiakifuruya

Maiysha photo

@_Maiysha_

とりみそ photo

@d8VA9vxF58o0iIC

Pinned

#名刺がわりの小説10選 百年の孤独/G・ガルシア゠マルケス 坊っちゃん/夏目漱石 本格小説/水村美苗 忍ぶ川/三浦哲郎 スローターハウス5/カート・ヴォネガット エドの舞踏会/山田風太郎 さようなら、ギャングたち/高橋源一郎 告白/町田康 トリツカレ男/いしいしんじ 本泥棒/マークース・ズーサック


サラ・ベイクウェル「実存主義者のカフェにて」(向井和美訳、紀伊國屋書店)読む。 サルトルとボーヴォワールを中心に、綺羅、星の如く集まる実存主義者たちの思想を、切っても切り離せないその人生とともに見事に活写。思想を繋いでいく人の営為と、いま目の前に広がる美しい景色に感動する。 #読了

Tweet Image 1

ある作品が好きすぎて、そのイメージを壊したくなくてその人の他の作品を読みたくないということはあるよね。


読書が滞るとポストも滞りがち。


水村美苗「大使とその妻」(新潮社)読む。 ほろびゆく文化と言葉に対する哀惜と執着、隈なき月に艶然たる狂気……。令和の時代に奇跡的なほどに近代小説然とした佇まいと風格。文体、描写、構成、人物造形そのすべてが美しい。水村美苗、最後の本格小説は、さびしくも祝福したい名作となった。 #読了

Tweet Image 1

ミハル・アイヴァス「もうひとつの街」(阿部賢一訳、河出文庫)読む。 城と塔と橋の街プラハを舞台にした幻想小説。幻想味が非常に強いので何度も何度も文意を捉えそこなったが、連続する強烈なイメージは鮮烈でいてちょっと笑える描写(サメとの真剣勝負、エイとの交流など)にも溢れている。 #読了

Tweet Image 1

節操のない自分の選書にちょっとは忸怩たるものを感じていて、一点(一作家)集中とか体系的読書に憧れがないわけでもない。


松下竜一「狼煙を見よ」(河出書房新社)読む。 今年ある男が逃亡の果てに死んだ。東アジア反日武装戦線。それが彼ら彼女らのグループだ。この本はその指導者格である死刑囚との交流から何があったかを克明に記す。爆弾と多数の死傷者、〈反日〉を掲げた思想――。近代史を直視させる強烈な一冊。 #読了

Tweet Image 1

石川桂郎「俳人風狂列伝」(中公文庫)読む。 奇特・奇抜な11人の俳人の壮絶な生き方、狂気を描く。山頭火、放哉、東洋城といった有名どころから初めて知る俳人まで、狂気の度合はそれぞれだが、俳句に狂うというよりそもそもの生き方が狂っていながら、その句作には狂気は見えずむしろ哀しい。 #読了

Tweet Image 1

マーサ・ウェルズ「システム・クラッシュ」(中原尚哉訳、創元SF文庫)読む。 冒頭に前作「ネットワーク・エフェクト」のあらすじが書かれているけれど、まったく思い出せなくて最初の50ページは頭に入ってこなかったが、やっぱり弊機は良くて、弊機の魅力で残り250ページを読み切らせる破壊力。 #読了

Tweet Image 1

半村良「歴史破壊小説 裏太平記」(春陽文庫)読む。 「徒然草」の兼好法師が実は日本の歴史を裏から操る影の集団の頭領だった!という奇想に〈歴史破壊〉という煽りでワクワクが止まらなかったんだけど、どうしちゃったの?というくらい後半部がきびしい。作者が途中で飽きたんじゃないかな。 #読了

Tweet Image 1

夕木春央「方舟」(講談社文庫)読む。 ミステリ的な推理と方法論は正統で納得度の高いものだった。で、例の〈衝撃〉のところは、大枠は予測通りというか、そりゃだって、◯◯なんだからねえ。とはいえそこに至る流れは楽しく作品としては最高で、今回は僕が最悪な読み手であったということで。 #読了

Tweet Image 1

#最高タイトル 文章系か漢字羅列系が大勢であろうけれど、このたったひとことから想起される物語の豊かさと含蓄の深さでいえばこれ。 夏目漱石「それから」


豊永浩平「月ぬ走いや、馬ぬ走い」(講談社)読む。 沖縄の歴現代を語るには死者の声が必要と、魂が還ってくる日に物語が語られはじめ、死者の声と生者の声が追いかけあって完璧な円を閉ざす。どうしても忘れられないのは歴史の天使。ありえた過去、あったかもしれない未来を眼差す悲しい天使。 #読了

Tweet Image 1

カイ・チェン・トム「危険なトランスガールのおしゃべりメモワール」(野中モモ訳、晶文社)読む。 ポップに見えて語り口も軽いが、これは反逆の書。ニヤニヤしながら油断して読んでいたらと痛烈なパンチを喰らったよ。そうか、ある種、現代の「ライ麦畑でつかまえて」かも。お見事だよ、これ。 #読了

Tweet Image 1

ダグラス・スチュアート「シャギー・ベイン」(黒原敏行訳、早川書房)読む。 〈新しい人間、普通の人間〉になりたいという母子の思いの先と、どうにもならない現状。これでもかというくらいに貧しさと酒に苛まれる生活を読まされるが、これまで読んだことのない凄まじい描写に溢れる骨太な作。 #読了

Tweet Image 1

フアン・ガブリエル・バスケス「コスタグアナ秘史」(久野量一訳、水声社)読む。 大文字で書かれた歴史に対して「それは違う!」という悲痛な叫び。コンラッドが語らなかった物語を取り戻そうとする〈ぼく〉の物語。この語りがどんな光景に私を導いてくれるのか、ページを繰る手が止まらない。 #読了

Tweet Image 1

ローレンス・ブロック「エイレングラフ弁護士の事件簿」(田村義進訳、文春文庫)読む。 どんな事件でも依頼者は〈無実〉となる、というのが最大にして唯一のポイント。初読、開いた口が塞がらなかった、あまりに鮮やかすぎて、斬新すぎて。12編収録で、定型の美、安心の面白さまたは予定調和。 #読了

Tweet Image 1

西式豊「鬼神の檻」(ハヤカワ文庫)読む。 3部構成。1部は大正、50年に一度の祭に係る因習ホラー、2部は50年後の昭和で起こる連続殺人事件を巡るミステリー、3部は令和で解答編、ジャンルは...秘密。1冊で3つの味が楽しめるのだけれどもホラーがやや薄味か。3部の展開はあり、だと思う派です。 #読了

Tweet Image 1

Loading...

Something went wrong.


Something went wrong.