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東京方言たん/葛西彩芽 @ 清瀬事務所所属語学たん(副主任)

@Tokyoite_tan

東京都区部で話されてきた日本語方言、「東京方言」について色々呟いています。基本は下町言葉メイン、山の手言葉サブの解説傾向。往々にして共通語や首都圏方言、稀に武家言葉や廓言葉、近郊の関東諸方言に触れる事も。 尚、ツイ主は城南生まれ城東育ちで、基本的に東京訛りの強い首都圏方言話者です。暫定アイコンはカスタムキャスト製

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あたしは葛西彩芽、方言たんの「東京方言たん」さ。 取り扱ってるのは東京都区部の方言。その中でも新宿区や文京区を中心に分布する山の手言葉や、中央区を中心に分布する下町言葉を取り上げてるよ


なお東京方言はじめ西関東の方言話者に関しては程度を守らないと「ちょいと乱暴な言葉遣い」になるから、そこはそこで程度の加減が必要なところ。しかもなまじ所謂共通語に近いから、油断するとそこかしこにそういう要素が混じる

これ方言話者にはめちゃくちゃ難しいんですよね。くだけた東京方言ぽいやつ話せないし(終助詞の使い方とかがよくわからない)、関西弁で話すと馴れ馴れしすぎると思われる。 最近の若い人は共通語が上手だから大丈夫なんでしょうか。



東京人としては調布の深大寺そばを推したいとこだけど、あたし自身東北の蕎麦は割と気に入ってっからなぁ…… (←血の半分が福島中通りに由来するキメラ系都民)

山形県民ですが関東で蕎麦が食べられるところがないです!関東ではだいたいうどん。



そもそも関東方言じゃ「が」は必須じゃない。だからなかった所で不自然にゃならない


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問題は 時間がない →ジカンんナイ が可かも のとこだけか(他は東京方言でも同じなんじゃないかしら)


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ンになりうる要素をンで終わる語の後に続けられるのかという問題がある 部屋の中 →ヘヤンナカ 鞄の中 →カバンナカ(ンが長いとかはない) 暇になった →ヒマンナッタ 時間になった →ジカンナッタ(ンが長いとかはない) 暇がない →ヒマんナイ(ん≠ン) 時間がない →ジカンんナイ が可かも


個人的見解 部屋ン中:言う 鞄ン中:言わなくもない。但しンは長く発音する 暇ンなった:言う 時間ンなった:言わなくもない。但しンは長く発音する 暇ンない:言わない。寧ろ「が」がア゙[ɦʰɐ]になって「暇ア゙ない」になる 時間ない:言う。この時はンは短くなる(正確には「が」が脱落する)

ンになりうる要素をンで終わる語の後に続けられるのかという問題がある 部屋の中 →ヘヤンナカ 鞄の中 →カバンナカ(ンが長いとかはない) 暇になった →ヒマンナッタ 時間になった →ジカンナッタ(ンが長いとかはない) 暇がない →ヒマんナイ(ん≠ン) 時間がない →ジカンんナイ が可かも



と言いつつ実際には室町時代の京都弁に即した猿楽や書簡の言葉を手本にした結果生まれた「関東訛りの京都弁」でしかない件

関西弁話者が長らく政権だったのに被支配階級である関東弁話者が支配側に逆転したのおもろいよね。何がおもろいってこの逆転劇の存在にみんな無関心であるところ。



そういえば、首都圏方言話者の中には/ɡ/の語中音として鼻濁音の[ŋ]じゃなくスペイン語みたいに摩擦音の[ɣ]を使う例もあるとか。それを考えると、「ギャ」みたいな拗音だと硬口蓋化して[ʝ]に変化したのかもしれない。AquesTalkが実際にそういう仕組みを取り入れているのかは定かでないにしても

ゆっくりの発する「ぎゃ」って区切りを入れるとしっかり発音するのに区切りを入れないと「や」みたいな音になるのなんでなんだろう 全ての音声に語頭音と語中音があって「ぎゃ」だけそれが著しく違うみたいなものなのかな



ダイクマとはまた随分懐かしい名前を聞いたよ。あたしゃ昔横横道日野インター横のダイクマにたまに連れてかれてたけど、ただまぁ生まれが世田谷とはいえ、まさか横浜のディスカウントストアにちょくちょく通ってたってのも今考えるとちょいと不思議な話だったが


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ダイクマとヨーカドーがなくなってしまうなんて!

📍イトーヨーカードー閉店へ 来年1月5日をもって、イトーヨーカドー茅ヶ崎店が閉店することになったそうです。

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「ChatGPTで調べてみた」ってのに似た言い方何かあるかと思ったら、在原業平の「千早ふる〜」の短歌の意味を聞かれて花魁千早太夫だの相撲取り竜田川関だの色々出してきて珍妙な物語に仕立て上げた長屋のご隠居に辿り着いた


あたしゃ山の手言葉で生まれて下町言葉で育ってっから、所謂敬語は敬意の上下じゃなくて海抜の上下で言葉を使い分けてる感覚はある


あたしがよく使う方言:さいざんす(「左様にござります」の転訛。トニー谷が使っていた事で有名)


常用字体だけ定められていながら明確な正書法や標準語彙すら公的な定めがないという意味で標準語の制定されていない日本語においては、全ての話し言葉が方言なのだから「方言に古語が残る」というのは「有理数の中に素数がある」と言っているようなもの


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「古語は方言に残っている」という言説における「古語」はどうせ 「古語の単語/性質のうち、現代標準語に残らなかった、我々の目に“古語”として映りやすい部分」 のことなんだろうから、そりゃ非標準語に残っている(ということになる)のは自明でしょという話


まあ、あたしの場合も「東京方言」と言うには他所の要素がちょいと多い「東京訛り」止まりがいいとこだけどさ

(主体的「東京方言」話者、現地でどんどん増えると嬉しい)



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